6桁は世界共通、7桁以降は各国の事情でプラスされる
輸出入の税関申告の際、「 商品の名称及び分類についての統一システム(Harmonized Commodity Description and Coding System)に関する国際条約(HS条約)」に基づいて貨物が該当するHSコードに分類されます。このコードは6桁でなりたっています。6桁は世界共通で7桁目以降を各国独自のコード(番号)を振って貿易統計、関税徴収、国内法などの管理をしています。ちなみに日本の場合は、HSコード6桁に3桁をプラスし、輸出申告用は輸出統計品目番号、輸入申告用は関税分類番号などとよんでいます。
HSコードの構成
日本の輸出統計品目番号を例にとってHSコードの構成を説明します。
日本からの輸出申告で使用される輸出統計品目番号を例にとると、上記の構成となっています。
6桁までは世界共通のHSコードで構成され、上2桁までを類(Chapter)、上4桁までを項(Heading)、上6桁までを号(Sub heading)と呼びます。それ以降の3桁は日本独自の細分化となります。
HSコードは、時代のとともに区分の変更が必要となり、5年毎に改正が行われます。経済連携協定(EPA,FTA) を利用する場合、協定の条文に何年度版のHSコードを使用すると明記されていますので、それにしたがって原産地証明書の発給申請を行うよう注意しなければなりません。
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